2007年11月18日

デ・ダナン:マイ・アイリッシュ・モリー

Maura O'Connellデ・ダナンと言えば、「Ballroom」でドロレス・ケーンを、「Song for Ireland」でメアリー・ブラックを取り上げたので、今回はモーラ・オコンネル

モーラ・オコンネルなら、まずはこのヒット曲でしょうってことで、デ・ダナンの初期の傑作アルバム『The Star Spangled Molly』から「マイ・アイリッシュ・モリー」。

 ♪「My Irish Molly-O」を聴いてみる。

Star-Spangled Mollyモーラ・オコンネルは、アイルランドの西部クレア州はエニスの生まれ。素朴であか抜けない無名のお姉ちゃんが、世界に羽ばたくきっかけになったのがこの曲だ。「マイ・アイリッシュ・モリー」のビデオクリップも、メンバーが港で肩を組んで踊るといった素朴な作りだったが、これもモーラ・クオリティに染まったのでないかと思ってしまう。それにしても、この歌声! 力強く、どこか魅力的だ。

この『The Star Spangled Molly』は、1920年代のアメリカを意識して作られているが、「マイ・アイリッシュ・モリー」もコーニー(corny)で、作曲はハンガリー移民のジーン・シュウォーツが1907年にミュージカルのために書いたものだ。古き良きアメリカ、そしてアイルランド移民の香りを味わえるのが、このCDのよいところか。

それではもう1曲。モーラ・オコンネルの歌で、しっとりと「マギー」をどうぞ。

 ♪「Maggie」を聴いてみる。

 De Dannan : in Neachtains Pub part 2 (1983)
 De Dannan : in Neachtains Pub part 3 (1983)
 De Dannan : Reels (1980)
 Maura O'Connell : Down By The Sally Gardens
 De Dannan & Friends : Hard Times Come Again No More

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モーラ・オコンネル関連 ※画像をクリック
リアル・ライフ・ストーリー / モーラ・オコンネル
ブルーは希望の色 / モーラ・オコンネル
BRINGING IT ALL BACK HOME - アイリッシュ・ソウルを求めて / オムニバス
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2007年10月07日

デ・ダナン:Ballroom

Ballroom ロンドン郊外でデ・ダナンのコンサートがあった。アルバム「Ballroom」が発売されてまもなくのことで、わくわく気分。アイルランドでは聴く機会に恵まれなかったデ・ダナンなのである。

デ・ダナンの最高傑作と言うと、「Anthem」か「Star-Spangled Molly」を選ぶ人が多く、その次に「Ballroom」って感じかと思うのだが、今回はそうした評価をするんじゃなくて、コンサートの思い出と、ドロレス・ケーンの歌声を讃えてのボールルームなのだ。まずはちょっとお耳を拝借って感じで、「Ballroom」トップのホーンパイプを。

 ♪「The Rights of Man/The Pride of Petravore」を聴いてみる。

泊まっていた安宿からは比較的近く、バスであっという間。着いた所は、イギリス風ライブハウスというより、こぢんまりとしたパブだった。確かに、ライブのできるスペースはあるのだが、「え、こんなに近くで見られるの?」ってくらいこぢんまり。驚きと期待で、やっぱしアイルランドはギネスだよねと、黒ビールをちびちびやりながら待つ。

時間が近づくと、「あれっ」って感じ。フィドル・超バカテクのフランキー・ゲイヴィンが客席で話している。他のメンバーもあちこちにいて、ありゃりゃ家庭的な雰囲気だなって思ってたら、メンバーが客席から出てきて(笑)、ステージにつく。まさにアイリッシュ・クオリティなのだ。

Ringo 演奏はとにかく感激。フランキー・ゲイヴィンのフィドル、アレック・フィンのブズーキとギター、マーティン・オコナーのアコーディオン・・・と、めちゃうまなのだが、ワシが最も注目したのは、ジョニー・“リンゴ”・マクドナーのバウロンだった。バウロンというのは、本当に一枚皮の太鼓なのだが、その音の多彩なこと。ジョン・ボーナムのスネアとフィル・コリンズのスネアとビル・ブラッフォードのスネアをすべて鳴らしてしまうという・・・って、全くわけわかんない比喩だな、おい!・・・左手で太鼓の張りを調節して音を出すのだが、ロールまでしてしまうっつう、その多彩さは全く不思議なほどなのだ。写真はそのリンゴです。

そして書き忘れてはいけない。何と言っても、ボーカルのドロレス・ケーン。とにかく絶品の歌。このころ絶頂期だったこともあって・・・聞き惚れた。だが、ワシの視線はなぜか美人チェリストのキャロライン・ラヴェルの方に行ってしまうのであった(笑

まあ、それはともかく、ドロレス・ケーンを讃えるということで、「Ballroom」から「テディ・オニール」。魂が揺さぶられる歌声をどうぞ。

 ♪「Teddy O'Neill」を聴いてみる。

アイルランドのコンサートは、大抵途中休憩の懇親会?の時間が入るのだが、このときもそう。なんとメンバーが客席に来て、お友だちノリの会話をするではないか。ワシも話したかったのだが、なんせ英語がダメ(泣)。だれか友だち連れてくればよかったな、とマジ思った。

そんな感じで後半も素晴らしい演奏だったわけだが、デ・ダナンってリハーサルを全くしないそうだ。キャロライン・ラヴェルは「次は(キーが)Dだと言われるだけなの。ほとんどの曲がDなのに(笑)」と言う。う〜ん、さすがというか、その演奏力やノリは半端じゃないのだな。

帰りはバスもないので、てくてく歩いた。夜の闇がオレンジの街灯に照らされていたのを覚えているが、夜がいつまでも明るい6月終わりのころだったから、もう12時を回っていたのかもしれない。眠りに就いたロンドン郊外の工場や貨物列車などを見ながら歩いていると、リールのノリが甦ってくる。ギネスの味もあいまって、最高の気分で酔ったBallroomな夜だったのだ。

 De Dannan : Live at the Embankment (1976)
 De Dannan : A Couple of Reels
 De Dannan : Donegal Reels
 Dolores Keane : Craigie Hill (1982)
 Dolores Keane : Galway Bay

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デ・ダナン関連 ※画像をクリック
デ・ダナン De Dannan / Welcome to The Hotel Connemara
ドロレス・ケーン&ジョン・フォークナー / 赤毛のサァール
BRINGING IT ALL BACK HOME〜アイリッシュ・ソウルを求めて / オムニバス

posted by 上村龍司 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | トラッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月22日

Amazing Grace 聴き比べ!

アメイジング・グレイス」は、1772年にジョン・ニュートンによって作詞された賛美歌。言わずと知れた名曲だ。今回は、その「アメイジング・グレイス」を聴き比べてみようという企画。ということで、まずは次の5曲をどうぞ。

  1. ♪Amazing Grace J
  2. ♪Amazing Grace A
  3. ♪Amazing Grace N
  4. ♪Amazing Grace C
  5. ♪Amazing Grace M

さて、歌っていたのはこの方です・・・ってクイズじゃないので(笑)、順番は左からそのままで。

Judy Collins Aretha Franklin Nana Mouskouri Charlotte Church 本田美奈子

1はジュディ・コリンズ。1970年の『Whales and Nightingales』からの大ヒット曲。「アメイジング・グレイス」のヒット曲は、おそらくこれが最初だろう。

2はアレサ・フランクリン。1972年1月13日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会でのライブより。一つ一つの言葉を噛みしめるように歌うアレサ。う〜ん、こういう歌はだれも歌えないだろう。

3はナナ・ムスクーリ。「アメイジング・グレイス」は、1972年にアカペラで歌ったもの、後に伴奏を加えたものが出て、AGFマキシムのCMなどで使われた。「ナナ ムスクーリを囲んで」のブログもどうぞ。

4はシャルロット・チャーチ。1998年の『Voice of an Angel』より。まさに12歳の天使の歌声。

5は本田美奈子。アルバム『AVE MARIA』に収録された「アメイジング・グレイス」は、2003年2月の録音。ベストアルバム『アメイジング・グレイス』発売後、間もなく亡くなったことは記憶に新しいところ。合掌。

ワシ的には、ナナ・ムスクーリかな。いや、う〜ん、迷う。。。

 Judy Collins : Amazing Grace
 Aretha Franklin : Amazing grace (excerpt)
 Nana Mouskouri : Amazing Grace
 Charlotte Church : Amazing Grace
 本田美奈子 : Amazing Grace

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Amazing Grace 関連 ※画像をクリック
ジュディ・コリンズ Judy Collins / Very Best
ナナ・ムスクーリ Best of Nana Mouskouri
シャルロット・チャーチ Charlotte Church / Voice Of An Angel
posted by 上村龍司 at 16:37| Comment(4) | TrackBack(1) | トラッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

メアリー・ブラック:Song for Ireland

Mary Black いい歌に言葉はいらない。ここで取り上げるのは、メアリー・ブラックの「Song for Ireland」である。まずは歌をどうぞ。

 ♪「Song for Ireland」を聴いてみる。

アイルランドで一番人気のあるアーティストは、U2でもヴァン・モリソンでもエンヤでもない。実は、このメアリー・ブラックなのである。

この「Song for Ireland」は、メアリー・ブラックがアイリッシュ・トラッドの雄デ・ダナンDe Danannに参加していた時の歌である。デ・デナンには、3人の女性ボーカリストが代わる代わる加わっていたのだが、ほかの2人、ドロレス・ケーンやモーラ・オコンネルと比べて、メアリー・ブラックには線の細い印象がぬぐえなかった。

しかし、この歌声を聴くとどうだろう。そんな印象がいかに誤っていたかを思い知らされたものだ。ひょっとして、ライブでの歌こそ、メアリー・ブラックの本領発揮と言えるからかもしれない。・・・ああ、いかんいかん。いい歌に言葉はいらないと言いながら、ごちゃごちゃと書いてしまった。。。(;´Д`)

とにかく一人でも、この「Song for Ireland」を聴いてくれる人がいれば、ワシは満足なのである。そうそう、「Song for Ireland」の歌詞はこちらへどうぞ。

 Mary Black : Song For Ireland (1)
 Mary Black : Song For Ireland (2)
 Mary Black : No Frontiers
 Mary Black : The Moon And St.Christopher
 Mary Black : Loving Hannah

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メアリー・ブラック ※画像をクリック
メアリー・ブラック MARY BLACK / COLLECTED
メアリー・ブラック MARY BLACK / SONG FOR IRELAND
メアリー・ブラック MARY BLACK / SPEAKING WITH THE ANGEL
posted by 上村龍司 at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | トラッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする