2007年10月19日

レッド・ツェッペリン:In the Light

Physical Graffiti 「ちっ、ドジ踏んだぜ・・」

肘と膝にできたすり傷を見ながら、そう思った。ここはエジプトのルクソール。ナイル川西岸の遺跡巡りで、ワシは自転車をこいでいた。

ナイル川西岸の遺跡巡りは、自転車がお手頃。なんせ広い地域を巡るには、ろくに車などないわけなので、自転車が速くて快適なのだ。実際手際よく、メムノンの巨像、メディネト・ハブ、ラムセウム、ハトシェプスト女王葬祭殿と見て、到着したのがセティ1世葬祭殿。そこで瓦礫の山に乗り上げ、こけてしまった結果が肘と膝の傷だった。そのひりひりした痛みに、ハトシェプスト女王葬祭殿の美しい印象がぼやけていった。

ハトシェプスト女王葬祭殿 しかし、ルクソールの青い空が、そんなブルーな気分を吹き飛ばしていった。ルクソールの空は濃い深みのある美しい青。そんな空を見上げながら、気を取り直して、ワシは王家の谷に向けて自転車をこぎ始めた。

王家の谷へは、左回りのゆったりとしたカーブを描く上り坂の道。からっと乾燥した空気が汗を吹き飛ばして、快適な気分に変えていく。限りなく青い空、強い日射し・・・そんなとき頭の中に聞こえてきたのが、レッド・ツェッペリンの「In the Light」。

 ♪「In the Light」を聴いてみる。

「In the Morning」という似たスタイルのリハーサル・ナンバーから発展したこの曲。ギターのオーバーダビングとキーボードの重厚なアレンジによって、ドラマティックに仕上がっている。ジミー・ペイジはこの曲を、「フィジカル・グラフィティ」の中で一番好きなナンバーとしているそうだ。

・・・そそり立つ岩山から覗く青い空に、輝く太陽。赤茶けた岩山と青い空のコントラストを色濃くする光。王家の谷に至る道は、まさに「In the Light」にぴったりの光景が続く。この道が探し求めていた道なのか・・・ロバート・プラントのポジティブな歌声が頭の中にこだまする。カノン的に増幅するジミー・ペイジのギターは、まさに降り注ぐ光のシャワーだ。

 光の中に
 みんな光を求めてる
 光、光、光、光の中に……

 Led Zeppelin : In The Light (In The Morning)
 Led Zeppelin : In the Light (Alternate version)
 Led Zeppelin : In My Time Of Dying
 Led Zeppelin : Trampled Under Foot
 Led Zeppelin : Trampled Under Foot (promo)

banner_03

レッド・ツェッペリン ※画像をクリック
レッド・ツェッペリン Led Zeppelin / Physical Graffiti
レッド・ツェッペリン Led Zeppelin / Led Zeppein (4CD Box)
LED ZEPPELIN DVD

posted by 上村龍司 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ハードロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/61432440

この記事へのトラックバック