New Wave #5.U2 : WAR
ニューウェイヴがストラトというイメージができたのは、いつからだろう。まず思い出すのは、U2のエッジだ。エッジのカッティングやディレイはカッコよかったし、これこそニューウェイヴのギターだと思ったものだ。
U2のアルバムと言えば、やはり「WAR」だろう。最初から最後までたるむことのない、このアルバムの完成度は非常に高く、ワシの中では「Boy」や「October」の印象を吹っ飛ばしてしまっている。「WAR」について、ボノは「『WAR』とはいろんなレベルにある『戦い』を扱ったものなんだ。・・・確かに『戦い』がテーマだ。それも、何かを壊して新しいものを築いていくためのもの。決して否定的なアルバムなんかじゃないんだよ」と言い、その重いテーマを歌うのだが、BGM的に聞き流していたワシには歌詞がよくわかっていない。それでも「WAR」の音には魅せられた。
エッジのストラトが印象深いのは、ひょっとしたら「New Year's Day」のビデオクリップなのかもしれない。雪の中での演奏に、戦闘シーンがかぶる。乗馬シーンにピアノが鳴る。うは、寒そう・・・と思いつつ見ているが(でもワシはこの寒い中での演奏シーンって、やたらと好きなんだな。うん)、ボノの力強いボーカルもあって妙に惹かれた。そこに奏でられるエッジの印象深いギタープレイが心地よい。やはり「New Year's Day」は絶品だ。
U2の「WAR」は83年なので、その前にストラトのイメージはなかったのかと考えると、やはり出てくるのはエイドリアン・ブリューだ。
エイドリアン・ブリューを知ったのは、トーキング・ヘッズのときだったが、やはり大事件だったのは新生キング・クリムゾンだ。エイドリアンの加入で、クリムゾンがヘッズ化したと言われたりもするが、いつもアグレッシブで、プログレッシブを求めるロバート・フィリップの嗅覚と度量の広さに、ワシは感心する。この「Elephant Talk」のライブでのロバート・フィリップの笑顔を見ると、まさに彼の計算どおりにエイドリアンがはまったという感じだ。
それにしても「Discipline」でのエイドリアンのギターには、度胆を抜かれた。え゛、これゾウかよ・・・。ソロアルバム「ローン・ライノウ」では、ネコとサイ。動物の鳴き声は、ダイキンのCM(1・2)で、その後お茶の間でも有名になるが、当時はびっくりしたものだ。まあ、ゾウに限らず、他の曲においても、エイドリアンの独創的・変幻自在のギターはホントすごい。まさにキング・クリムゾンの復活だった。
思い起こしてみると、エイドリアン・ブリューとエッジが、ワシのニューウェイヴのギターのイメージなのだった。・・・おっと、アンディ・ギルを忘れてはいけない。
U2:New Year's Day
U2:Sunday Bloody Sunday (Live Red Rocks)
King Crimson:Elephant Talk
King Crimson:Thela Hun Ginjeet
Adrian Belew:ダイキンCM 1
Adrian Belew:ダイキンCM 2
Adrian Belew:ダイキンCM 3
| エッジ & エイドリアン・ブリュー ※画像をクリック |
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