その昔、ポップス・イン・ピクチャーという番組があった。略してPIPと言っていた。司会は川村尚だったようだが覚えていない。確か、東京12チャンネルで平日の夕方に放送していたように記憶している。当時はビデオなんてないから、PIPがあるときは必死に帰ってきて見たものだ。とにかく洋楽ビデオが見られる番組は、あとNHKの「ヤング・ミュージック・ショー」があるくらいで、ホント貴重だったのだ。
たまに友達とフィルム・コンサートにも行った。そのころは必ずベイ・シティ・ローラーズとクイーンが出てきて、女の子のきゃーきゃー言う声が飛ぶ。「お前ら、スクリーンに向かって、きゃーきゃー言うなよな・・・」と思いながらも、多勢に無勢、肩身の狭い思いをして友達と見ていたものだ・・(笑)。そしてFMでは、渋谷陽一の「ヤングジョッキー」が欠かせなかった。しかし考えてみると、この時代って恥ずかしげもなく、みんな「ヤング」だな(笑)。「ヤングおー!おー!」とかね。。。
そのPIPで知ったのがスレイドだった。スレイドはグラム・ロックと言われていたが、そんなジャンルはどうでもよく、ストレートな質のいいロックをするという印象だった。何と言っても、強烈なのはそのルックスだ。ボーカルは山高帽にタータンチェックのノディ・ホルダー。ダミ声の変なおじさんって風情。ギターのデイヴ・ヒルは、ギャグとしか言いようのない顔だけくり抜いたヅラ風長髪にギンギンのブーツ。ベースとドラムはまるで印象なし(笑
あまり覚えていないが、そのとき「Cum on Feel the Noize」や「Gudbuy t'Jane」なんかを聴いたような気がする。また“スレイド語”とも言われる、労働者階級にも読めるようにしたというスペリングも印象的だった。「I Luv You」とか、「Wot You Dun」とか、「Pleeze Me」とか、なぜか「なるほど!」と納得していた(笑
それからかれこれ10年ほど経ってから、スレイドを見たのは「ベストヒットUSA」か「MTV」だった。それが「Run Runaway」。
「スレイドか・・・懐かしいな」と思いながら見ていたのだが、この曲のノリ、スコットランドしたビデオに魅せられた。メンバーは年取った感じがしたが、ノディ・ホルダーのおっさんぶりはますます快調(笑)。子供たちや鼓笛隊もいい。それにしても、あの丸太ん棒かかえたおっさんは何なんだろう?
妙に感傷的にもなってしまうが、スレイドと言えばこんな感じ。そして、懐かしいあのころにRun Runaway・・・
Slade:Cum On Feel The Noize
Slade:My Oh My
Slade:Run Runaway
| スレイド ※画像をクリック |
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