New Wave #2.Talking Heads : Remain in Light
トーキング・ヘッズを聴いたのはいつのことだったか。今野の雄ちゃんがしきりに「ヘッズ、ヘッズ」と絶賛していたことを思い出す。ひねくれ者のワシは、あまり絶賛されると聴く気が失せてくるので、なんだかんだと後回しにしてしまった。結局聴いたのは、トムトム・クラブと一緒だったから、81年のことになる。そのとき、「何ですぐにヘッズを聴かなかったんだろう」と悔やんだものだが、まあこのへんはワシの性格ということでどうにもならんのだな・・・
ニューウェイヴを語る上で、絶対に外せないのが、この「Remain in Light」だと思う。まあこれは、ワシが声高に言わなくても、だれしもが認めるところだろう。ニューウェイヴとは何かというと、パンク・ロックのあとのロック・ムーブメントくらいの漠然としたものだと思うが、そのリズムには特徴があった。レゲエ、スカビート、リズムマシーンの導入など、“リズム革命”とでも言えるものがそこにはあった。ヘッズの場合は、アフロビート中心に取り入れたわけだが、当時その試みには驚かされた。普通「ロックとの融合」とか言って下手なことをすると空回りして失速するものだが、ヘッズの場合すごいノリで迫ってきたのだ。
この「Remain in Light」は今聴いてもその新鮮さに驚かされる。それは、デヴィッド・バーンをはじめとするティナ、クリス、ジェリーの4人の力量はもちろんだが、エイドリアン・ブリューのギター、ブライアン・イーノのプロデュースが結晶してできたからだろう。
またティナとクリスのトムトム・クラブがいかしてた。明るいノリで、ラップ、エスニック。「Tom Tom Club」の存在感は今も残っている。「おしゃべり魔女」のらっさんさん、らっさんさん、くにくにくにくに、あっさんさん
・・・はホントに聴いてるだけでほほ笑ましいのだ。ヽ(´ー`)ノ
極めつけは、映画「Stop Making Sense」だろう。何にもないステージにデヴィッド・バーンがラジカセを持って一人で出てきて「Psycho Killler」。ラジカセにけっつまずかないかなと見ていると、次はティナが出てきて、黒子然としたスタッフがステージを組み立て始める。クリス、ジェリーと出てきて、サポート・メンバーが勢ぞろいするころには、ステージも万全。バーンはくねくねダンスやライトスタンドのアクションなどしながら、「Once In A Lifetime」では痙攣ダンス。「Girlfriend Is Better」のだぼだぼスーツ、トムトム・クラブのティナの土着ダンスと、パフォーマンスも盛りだくさん。ライブのノリもあわせて、まさにヘッズの存在感を見せつけたという感じだ。またこの映画はカメラワーク・ライティング・編集のうまさも特筆すべきだろう。
「正気でいようとするなよ!(Stop Making Sense)」と言うセンスの良さ、ロックとアフロビートの融合、そしてそのノリのすごさ、ちょっと変人的パフォーマンス(笑)・・・トーキング・ヘッズはニューウェイヴの源流とも言える存在感なのだ。
Talking Heads:Psycho Killler
Talking Heads:Once In A Lifetime
Talking Heads:Girlfriend Is Better
Tom Tom Club:Wordy Rappinghood
Tom Tom Club:Genius of Love
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