ピンク・フロイドと言えば、ワシは『狂気(The Dark Side of the Moon)』をあまり評価しない人なのだ。もちろん、「虚空のスキャット(The Great Gig in the Sky)」「狂人は心に(Brain Damage)」などの「狂気」のテーマはいいし、「タイム(Time)」は名曲だと思うし、「本当は月の暗い側なんて存在しないんだよ。なぜなら、すべてが闇そのものだからね」という台詞などは特筆すべきだと思うのだが、『狂気』にはピンク・フロイドが持つ独特な広がりが乏しいから、あまり評価しなくなってしまうのだ。
やはり「狂気」をテーマにした『炎〜あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)』は、シド・バレットに捧げた内省的なアルバムだが、このアルバムの方が“広がり”があってワシは好きだ。しかし、このアルバムはピンク・フロイドの“この一枚”として選ぶには物足りない。
『アニマルズ(Animals)』『ザ・ウォール(The Wall)』は、それぞれ曲は好きだし、「ザ・ウォール」の映画も面白く観たのだが、やはり類型的で陳腐な世界認識に辟易してしまう。ピンク・フロイドはそもそも、だれもが持っている内面の狂気に目を向けることで、独自の世界を構築してきたわけで、そうした意識を外側に向けて、薄っぺらな現実認識・世界観に陥って失速してしまったのは、無惨としか言いようがない。この点、ジェネシスの『眩惑のブロードウェイ(The Lamb Lies Down On Broadway)』は、意識を内側に向けて成功しているわけで、非常に対照的だと思ってしまう。
てなことで、ピンク・フロイドの“この一枚”ってとき、ワシが選ぶのは『おせっかい(Meddle)』。
「Meddle」とは、「Medal(何かを達成したときに得られるもの)」と「Meddle(干渉・邪魔するもの)」を掛けているようだが、そのサウンドは二元的相克が止揚していく感じがしないでもない。ブッチャーやシンを思い出させる(いやいや
)「吹けよ風、呼べよ嵐(One of These Days)」で始まり、アコースティックな曲を経て、名作「エコーズ(Echoes)」に至る流れはさすがとしか言いようがない。
ということで、ワシはおせっかいにも『おせっかい』をピンク・フロイドの“この一枚”に選ぶのであった。
Pink Floyd : One of These Days(Live at Pompeii)
Pink Floyd : Echoes 1(Live at Pompeii)
Pink Floyd : Echoes 2(Live at Pompeii)
Pink Floyd : Echoes 3(Live at Pompeii)
Pink Floyd : Echoes 4(Live at Pompeii)
Pink Floyd : Time
Pink Floyd : Wish You Were Here
Pink Floyd : Another Brick in the Wall
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モーラ・オコンネルは、アイルランドの西部クレア州は
小島よしお
サイキックTVを率い、その前身であるスロッビング・グリッスルのリーダーだったのが、


