2007年10月30日

フリートウッド・マック:リアノン

Rumours スティーヴィー・ニックスのベスト「クリスタル・ヴィジョンズ」を聴いた。これを聴いて思い起こすのは、フリートウッド・マックの「リアノンRhiannon」だった。

1977年はフリートウッド・マックの年と言えたのではないだろうか。アルバム『Rumours』が31週間に渡って全米1位に輝き、1000万枚といわれる史上空前のセールスを記録。76年に全米1位となった『ファンタスティック・マックFleetwood Mac』に、「リアノン」は収録されている。

Stevie Nicks このフリートウッド・マックの大ブレイクは、絶対にスティーヴィー・ニックスなしにはあり得なかっただろう。スティーヴィー・ニックスは、まさに“コケティッシュ”という言葉がぴったりだ。あの蠱惑的なハスキーな歌声に多くの男が魅了されたことは、想像に難くない(俗っぽくなってしまうな・・・)。その魔力的な魅惑が十二分に発揮された曲に、この「リアノン」があると思う。・・・ここで「リアノン」は『ファンタスティック・マック』に入っているはずなのに、なんでトップの画像が『噂』なんだと思う方がいるかもしれないが、それは簡単! スティーヴィー・ニックスが写っているからなのだ(笑

ところで「リアノン」だ。リアノンは、ウェールズの神話では馬の女神として知られている。リアノンはウサギに変身するとも言われていて、ウサギから「月の女神」と関連する。リアノンの肩にとまる三羽の鳥のさえずりは美しく、すべての苦しみや悲しみがリアノンと三羽の鳥によって癒される・・・なんて書くと、「私はただ『Triad』という本に出てきた“リアノン”という名前にヒントを得て、曲を書いただけよ」というスティーヴィー・ニックスの突っ込みが入ることになっている(笑

もっともスティーヴィー・ニックスは、この本の人物について曲を書いたのではなく、超自然的存在として「リアノン」を書いたという。そのためか、この歌のリアノンと神話上のリアノンは、スティーヴィー・ニックスによって重層化して歌われる。

 いまだかつて見たことはないはず
 風に乗った女の人なんて
 彼女が天国を約束したらあなたはとどまるかしら
 あなたは勝ち取ることができるかしら…

 Stevie Nicks : Rhiannon Live 1981
 Fleetwood Mac : Rhiannon (1) Midnight Special 1976
 Fleetwood Mac : Rhiannon (2) Live 1975
 Fleetwood Mac : Rhiannon (3) Mirage Tour 1982
 Fleetwood Mac : Rhiannon (4)
 Fleetwood Mac : Dreams
 Fleetwood Mac : Gypsy
 Stevie Nicks : Stand Back

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スティーヴィー・ニックス関連 ※画像をクリック
スティーヴィー・ニックス Stevie Nicks / クリスタル・ヴィジョンズ
フリートウッド・マック Fleetwood Mac / Rumours
フリートウッド・マック Fleetwood Mac / Greatest Hits

posted by 上村龍司 at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月25日

ピッグバック:華麗なるビート革命

Dr Heckle and Mr Jive New Wave #8.Pigbag : Dr Heckle and Mr Jive

1982年、ホンダのスクーター「リード」のCMに衝撃を受けた。ピッグバッグの「パパズ・ゴット・ア・ブラン・ニュー・ピッグバッグ」が流れてきたからだ。

 ♪「Papa's Got A Brand New Pigbag」を聴いてみる。

ジェームス・ブラウンの曲をもじった、この「パパズ・ゴット・ア・ブラン・ニュー・ピッグバッグ」はピッグバッグのデビューシングルだったが、そのアフロ・ジャズ・ファンクはまさにクールだった。ワシが注目したのは、ホーンセクションよりもサイモン・アンダーウッドのベースだ。とにかく、サイモンのベースラインがひたすらカッコよかったのだ。

Pigbag この「パパズ・ゴット・ア・ブラン・ニュー・ピッグバッグ」は、今ではイングランドのサッカー・プレミアリーグに所属するミドゥルズブラの応援歌になっており、かなりスタンダードな曲として認知されているようだ。それを考えると、ワシが当時すぐさまピッグバッグの虜になってしまったのも、むべなるかなである。

同じ年に出たアルバムが「ドクター・ヘッケル・アンド・ミスター・ジャイヴDr Heckle and Mr Jive)」。もう決定! その年の7月に行われた中野サンプラザの来日公演に飛びついた。それは「The Big Bean」が出たころで、ピッグバッグはまさに乗りに乗っていた。

来日公演は最初にサイモンが一言。
「スタンダップ!」
1曲目の「ゲッティング・アップ」からみんな総立ち。ノリノリの夜を過ごしたのだった。

 ♪「Getting Up」を聴いてみる。

 Pigbag : Papa's Got A Brand New Pigbag
 Pigbag : Papa's Got A Brand New Pigbag (Reach up) 1995

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ピッグバッグ関連 ※画像をクリック
ピッグバッグ Pigbag / Dr Heckle & Mr Jive
ザ・ポップ・グループ The Pop Group / Y(最後の警告)
ザ・スリッツ The Slits / In the Beginning

posted by 上村龍司 at 12:55| Comment(0) | TrackBack(2) | ニューウェイヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月19日

レッド・ツェッペリン:In the Light

Physical Graffiti 「ちっ、ドジ踏んだぜ・・」

肘と膝にできたすり傷を見ながら、そう思った。ここはエジプトのルクソール。ナイル川西岸の遺跡巡りで、ワシは自転車をこいでいた。

ナイル川西岸の遺跡巡りは、自転車がお手頃。なんせ広い地域を巡るには、ろくに車などないわけなので、自転車が速くて快適なのだ。実際手際よく、メムノンの巨像、メディネト・ハブ、ラムセウム、ハトシェプスト女王葬祭殿と見て、到着したのがセティ1世葬祭殿。そこで瓦礫の山に乗り上げ、こけてしまった結果が肘と膝の傷だった。そのひりひりした痛みに、ハトシェプスト女王葬祭殿の美しい印象がぼやけていった。

ハトシェプスト女王葬祭殿 しかし、ルクソールの青い空が、そんなブルーな気分を吹き飛ばしていった。ルクソールの空は濃い深みのある美しい青。そんな空を見上げながら、気を取り直して、ワシは王家の谷に向けて自転車をこぎ始めた。

王家の谷へは、左回りのゆったりとしたカーブを描く上り坂の道。からっと乾燥した空気が汗を吹き飛ばして、快適な気分に変えていく。限りなく青い空、強い日射し・・・そんなとき頭の中に聞こえてきたのが、レッド・ツェッペリンの「In the Light」。

 ♪「In the Light」を聴いてみる。

「In the Morning」という似たスタイルのリハーサル・ナンバーから発展したこの曲。ギターのオーバーダビングとキーボードの重厚なアレンジによって、ドラマティックに仕上がっている。ジミー・ペイジはこの曲を、「フィジカル・グラフィティ」の中で一番好きなナンバーとしているそうだ。

・・・そそり立つ岩山から覗く青い空に、輝く太陽。赤茶けた岩山と青い空のコントラストを色濃くする光。王家の谷に至る道は、まさに「In the Light」にぴったりの光景が続く。この道が探し求めていた道なのか・・・ロバート・プラントのポジティブな歌声が頭の中にこだまする。カノン的に増幅するジミー・ペイジのギターは、まさに降り注ぐ光のシャワーだ。

 光の中に
 みんな光を求めてる
 光、光、光、光の中に……

 Led Zeppelin : In The Light (In The Morning)
 Led Zeppelin : In the Light (Alternate version)
 Led Zeppelin : In My Time Of Dying
 Led Zeppelin : Trampled Under Foot
 Led Zeppelin : Trampled Under Foot (promo)

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レッド・ツェッペリン ※画像をクリック
レッド・ツェッペリン Led Zeppelin / Physical Graffiti
レッド・ツェッペリン Led Zeppelin / Led Zeppein (4CD Box)
LED ZEPPELIN DVD

posted by 上村龍司 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ハードロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

ポップ・グループ:ラフ・トレードの象徴

The Pop Group New Wave #7.The Pop Group : For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder ?

ラフ・トレードはインディーズの走りだった。そのメンバーたるや多士済々・・・ポップ・グループ、キャバレー・ボルテール、ヤング・マーブル・ジャイアンツ、ペル・ウブ、ザ・フォール、ディス・ヒート、ドーム、レッド・クレイヨラ、ザ・レインコーツ、モノクローム・セット、マキシマム・ジョイ、ピッグバッグ、ザ・スリッツ、デルタ5、リリプット、ローラ・ロジック、TVパーソナリティズ、バージン・プリューンズ、クラス、スロッビング・グリッスル、そして、スクリッティ・ポリッティ。ラフ・トレードはまさにニューウェイヴの発信拠点と言えた。

そして、ラフ・トレードの日本編集のオムニバス「クリア・カット」がいかしてた。1はパッとした印象がないが、2の「サニー・デイ」はピッグバッグ中心に、マキシマム・ジョイ、キャバレー・ボルテール、ローラ・ロジックというクールな布陣。3の「サマー・プレイス」は、トゥインクル・ブラザース、ヒュー・マンデル、ジャッキー・ミットー、タンタン、ドン・カルロスというレゲエ特選盤。4の「フラワー・ポット」は、ザ・スリッツ、ビビアン・ゴールドマン、デルタ5、リリプット、ザ・レインコーツ、ローラ・ロジック、レッド・クレイヨラ、ヤング・マーブル・ジャイアンツという女性アーティスト特集。

Rough Trade 82年の夏だったが、この「クリア・カット」の2と3を90分のカセットに入れて、聴きまくっていたことを思い出す。友達が遊びに来たときにかけるテープはいつもこれだった。なぜって・・・それは言うまでもなく、当時一番クールな音だったから。ワシのお気に入りは、ピッグバッグとローラ・ロジックだったっけ。

このころ、日本でもナニゲにパンク・ニューウェイヴは元気だった。有名どころで言ったら、フリクション、スターリン、アナーキー、暗黒大陸じゃがたら、ゼルダ、ゲルニカ・・・。インディーズをたどっていくと、メンバーが100人いるパンゴってバンドまであったりして・・・とにかくアグレッシブなバンドが出てきた時代だった。

そして話はポップ・グループ。ポップ・グループの80年のセカンドアルバム「For How Much Longer ...」は、ラフ・トレードの象徴だった。ラフ・トレードの宣伝には、必ずこのジャケットが打ち出されていたものだ。

音はそうした宣伝に違わないほど、アグレッシブで衝撃的だった。メッセージもノイズもファンクもパンクもダブも、高いテンションでたたき込まれる。ブリストル出身のアヴァンギャルド・ダブ・ファンク・バンドの面目躍如といったところか。ワシは79年の「Y(最後の警告)」よりも、こっちのアルバムの印象が強い。しかし、頑なな政治的姿勢を貫くボーカルのマーク・スチュワートと他のメンバーとの摩擦が次第に大きくなり、ベースのサイモン・アンダーウッドがバンドを離れた後のアルバムだということに驚く。このセカンドアルバム発売直後、ポップ・グループは分裂し、事実上の解散となってしまうが、このセカンドは消えかかる直前の灯火のきらめきだったのだろうか。

ポップ・グループというと、やはりその政治的アジテーションを無視するわけにはいかない。セカンドの「オレたちゃいつまで大量殺人に耐えられるか」というタイトル、「戦火は消えない」「狂気の時」などの曲、「オレたちは娼婦だ!」という叫びなどが思い浮かぶ。そしてもっと思い出そうとすると、なぜかクラスの「ベイビー、泣いてる。ベイビー、泣いてる・・・」「ナガサキ・ナイトメア、ナガサキ・ナイトメア・・・」なんてのが出てきたりして、はなはだ記憶があいまいであることに気づく・・・英語が苦手で音だけ聴いていた証拠だな(笑)。いずれにしても、ポップ・グループのアグレッシブな音が、ニューウェイヴに大きな痕跡を残したことはだれも否定できない。

 The Pop Group : She is beyond Good and Evil
 The Pop Group : The Boys from Brazil

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ラフ・トレード関連 ※画像をクリック
ザ・ポップ・グループ The Pop Group / Y(最後の警告)
スリッツ The Slits / Cut
スクリッティ・ポリッティ Scritti Politti / Early

posted by 上村龍司 at 22:27| Comment(2) | TrackBack(0) | ニューウェイヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

デ・ダナン:Ballroom

Ballroom ロンドン郊外でデ・ダナンのコンサートがあった。アルバム「Ballroom」が発売されてまもなくのことで、わくわく気分。アイルランドでは聴く機会に恵まれなかったデ・ダナンなのである。

デ・ダナンの最高傑作と言うと、「Anthem」か「Star-Spangled Molly」を選ぶ人が多く、その次に「Ballroom」って感じかと思うのだが、今回はそうした評価をするんじゃなくて、コンサートの思い出と、ドロレス・ケーンの歌声を讃えてのボールルームなのだ。まずはちょっとお耳を拝借って感じで、「Ballroom」トップのホーンパイプを。

 ♪「The Rights of Man/The Pride of Petravore」を聴いてみる。

泊まっていた安宿からは比較的近く、バスであっという間。着いた所は、イギリス風ライブハウスというより、こぢんまりとしたパブだった。確かに、ライブのできるスペースはあるのだが、「え、こんなに近くで見られるの?」ってくらいこぢんまり。驚きと期待で、やっぱしアイルランドはギネスだよねと、黒ビールをちびちびやりながら待つ。

時間が近づくと、「あれっ」って感じ。フィドル・超バカテクのフランキー・ゲイヴィンが客席で話している。他のメンバーもあちこちにいて、ありゃりゃ家庭的な雰囲気だなって思ってたら、メンバーが客席から出てきて(笑)、ステージにつく。まさにアイリッシュ・クオリティなのだ。

Ringo 演奏はとにかく感激。フランキー・ゲイヴィンのフィドル、アレック・フィンのブズーキとギター、マーティン・オコナーのアコーディオン・・・と、めちゃうまなのだが、ワシが最も注目したのは、ジョニー・“リンゴ”・マクドナーのバウロンだった。バウロンというのは、本当に一枚皮の太鼓なのだが、その音の多彩なこと。ジョン・ボーナムのスネアとフィル・コリンズのスネアとビル・ブラッフォードのスネアをすべて鳴らしてしまうという・・・って、全くわけわかんない比喩だな、おい!・・・左手で太鼓の張りを調節して音を出すのだが、ロールまでしてしまうっつう、その多彩さは全く不思議なほどなのだ。写真はそのリンゴです。

そして書き忘れてはいけない。何と言っても、ボーカルのドロレス・ケーン。とにかく絶品の歌。このころ絶頂期だったこともあって・・・聞き惚れた。だが、ワシの視線はなぜか美人チェリストのキャロライン・ラヴェルの方に行ってしまうのであった(笑

まあ、それはともかく、ドロレス・ケーンを讃えるということで、「Ballroom」から「テディ・オニール」。魂が揺さぶられる歌声をどうぞ。

 ♪「Teddy O'Neill」を聴いてみる。

アイルランドのコンサートは、大抵途中休憩の懇親会?の時間が入るのだが、このときもそう。なんとメンバーが客席に来て、お友だちノリの会話をするではないか。ワシも話したかったのだが、なんせ英語がダメ(泣)。だれか友だち連れてくればよかったな、とマジ思った。

そんな感じで後半も素晴らしい演奏だったわけだが、デ・ダナンってリハーサルを全くしないそうだ。キャロライン・ラヴェルは「次は(キーが)Dだと言われるだけなの。ほとんどの曲がDなのに(笑)」と言う。う〜ん、さすがというか、その演奏力やノリは半端じゃないのだな。

帰りはバスもないので、てくてく歩いた。夜の闇がオレンジの街灯に照らされていたのを覚えているが、夜がいつまでも明るい6月終わりのころだったから、もう12時を回っていたのかもしれない。眠りに就いたロンドン郊外の工場や貨物列車などを見ながら歩いていると、リールのノリが甦ってくる。ギネスの味もあいまって、最高の気分で酔ったBallroomな夜だったのだ。

 De Dannan : Live at the Embankment (1976)
 De Dannan : A Couple of Reels
 De Dannan : Donegal Reels
 Dolores Keane : Craigie Hill (1982)
 Dolores Keane : Galway Bay

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デ・ダナン関連 ※画像をクリック
デ・ダナン De Dannan / Welcome to The Hotel Connemara
ドロレス・ケーン&ジョン・フォークナー / 赤毛のサァール
BRINGING IT ALL BACK HOME〜アイリッシュ・ソウルを求めて / オムニバス

posted by 上村龍司 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | トラッド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月01日

イエス:Close to the Edge

Close to the Edge その日はわくわくして帰ったことを覚えている。イエスの『危機Close to the Edge』を買った日のことだ。

初めて聴いたイエスのアルバムは『こわれものFragile』。これでイエスが好きになっていたし、『Close to the Edge』はイエスの最高傑作と言われていたので、もうその期待感たるや相当なものだった。結局のところ、この『Close to the Edge』は、ワシが高校時代に一番聴いたアルバムとなる。ちなみに、大学時代に一番聴いたアルバムは、ジェネシスの『眩惑のブロードウェイThe Lamb Lies Down On Broadway』だ。

Close to the Edge さて、イエスと言えば外せないのが、ロジャー・ディーンのイラストだ。この『Close to the Edge』もジャケットを開けると、まずそのイラストに引きつけられた。そのイラストを見ながら「Close to the Edge」を聴いていると、イメージがどんどん広がっていく。これには正直驚いた。

このイラストは、孤立した岩?島?湖?から滝が四方に落ちていくが、まさに「Close to the Edge」を表現しているのだろう。「Close to the Edge」は「危機」なんて訳されているが、本当は「まさに崖っぷち!」って感じだろう。孤立した高台、そこに至る小径、永遠と流れ落ちる滝、わき起こる水煙が雲となって漂う・・・それは、イエスの楽曲と見事なハーモニーを奏でるファンタジーだ。

B面の「同志And You And I)」と「シベリアン・カトゥールSiberian Khatru)」も素晴らしかった。イエスの持っている広がりが3曲とも十二分に発揮されていると感じる。「And You And I」は、76年6月20日にNHKの「ヤング・ミュージック・ショー」で放送された演奏が印象深い。「シベリアン・カトゥール」は何と言っても「イエスソングス」でのヴァージョンだ。「Close to the Edge」も含め、イエスのライブ・パフォーマンスは半端ではなかった。

こうしてワシはイエスにハマっていった。やがてそこに陥穽が待ちかまえているとは、そのときには想像だにできなかったのだが・・・

 Yes : Close to the Edge 1
 Yes : Close to the Edge 2
 Yes : And You And I
 Yes : Siberian Khatru

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イエス ※画像をクリック
イエス Yes / Fragile
イエス Yes / Close To The Edge
イエス Yes / Yessongs ダウンロード

posted by 上村龍司 at 12:18| Comment(0) | TrackBack(1) | プログレッシブ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする